
1.賃貸物件のオートロックのメリットとは?
賃貸物件のオートロックのメリットとは、やはりセキュリティ性が高いところでしょう。
オートロックとはオートロック式玄関のことで、マンションのエントランスにある共用玄関を暗証番号や鍵などで解錠する仕組みです。
オートロックであれば人目がなくても不審者などの侵入を防げるので、知らない人がマンション内部に入り込む心配もありません。
女性の一人暮らしの場合、深夜の帰宅などでも安心ですね。
2.賃貸物件のオートロックの注意点とは
安心感の高いオートロックの賃貸物件ですが、絶対に安心というわけではありません。
オートロックは意外と簡単に入居者以外も侵入できてしまいます。
たとえば入居者や来客者が扉を開けた瞬間について入るもできますし、暗証番号を盗み見できる可能性もあります。
ゴミ出しなどの短時間の外出であっても空き巣に狙われることもあります。
オートロックの賃貸物件だからといって油断せずに戸締りはしっかりと行いましょう。
またその他の注意点として、オートロックの物件は電動であることが多いので設定などによっては停電時に締め出されたり誤作動が起こる可能性もあります。
3.管理体制は
オートロックの効果的な運用には、管理体制がしっかりしていることが重要です。たとえば、管理者が鍵を貸し出す際に厳格な管理をしているかどうか、住民同士の交流でセキュリティに関する情報がしっかり共有されているか、などが関係します。
住民同士の鍵の貸し借り禁止
他の住民に鍵を貸したり、借りたりすることは、セキュリティ上のリスクを増大させます。こうした行為を禁止し、鍵を管理するルールを明確にすることが重要です。
鍵の管理: 入居者が鍵を貸し借りしていると、セキュリティが低下する可能性があります。オートロックでも、鍵を持っていない不正侵入者が入ってくるリスクがあります。
管理人や警備員の有無: 夜間や休日に管理人が常駐している場合、オートロックの安全性がさらに高まります。
4.過去の事例や地域の治安確認
地域や物件の過去の治安状況も大切な要素です。オートロックがあっても、それを突破する方法を知っている犯罪者がいる場合、あまり意味がないこともあります。治安が悪い地域では、オートロックの設置が逆にターゲットになりやすいこともあります。
5.オートロックのメンテナンス
ートロックの鍵が故障したり、適切に動作しない場合、その間にセキュリティが弱くなります。定期的なメンテナンスや点検が行われているかを確認することが大切です。
6.住居内のセキュリティ強化
- 窓やバルコニーの施錠
オートロックがあっても、窓やバルコニーの施錠を忘れると、侵入者が別の方法で侵入することができます。特に一階の住居やベランダに注意しましょう。 - 防犯グッズの使用
ドアや窓に防犯センサーやアラームを設置することで、侵入を検知し、警報を鳴らすことができます。また、ドアに補助錠を取り付けることで、開錠しづらくすることができます。
7.住民の意識向上
- ドアを常に施錠
オートロックの扉が開いているからといって、住民が外出中や部屋にいるときに施錠を怠ることがないよう、住民同士で啓蒙活動を行い、ドアが開けっ放しにならないようにします。 - 不審者に対する警戒
不審者を見かけた場合、すぐに管理人や警察に通報することが大切です。また、住民間で連絡を取り合い、地域の安全情報を共有することが重要です。
まとめ
今回は賃貸物件をお探しの方に向けてオートロックとはどのような設備なのか、そのメリットと注意点をご紹介しました。
セキュリティをより強化したい方はオートロックだけではなく防犯カメラや管理人常駐などの他の条件も検討してみましょう。
オートロック付きの賃貸物件はセキュリティ性が高いですが、空き巣などの被害に遭う可能性がゼロになるわけではありません。
オートロックは確かにセキュリティを向上させる一助となりますが、完全な安全を保証するものではありません。他のセキュリティ対策(監視カメラ、防犯灯、住民間での情報共有など)と組み合わせて運用することが、より安全な環境を作るためには重要です。