
最上階の賃貸に住むメリット・デメリットとは?
ドラマに出てくるような「最上階の部屋」に憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。
見晴らしの良さやプライバシーの確保など、魅力の多い最上階ですが、実際に住むとなるとメリットだけでなくデメリットも存在します。今回は、最上階の賃貸物件に住む前に知っておきたいポイントを、メリット・デメリット両面からご紹介します。快適に暮らすコツもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
最上階に住むメリット
1. 見晴らしが最高!
最上階の一番の魅力は、なんといっても眺望の良さです。
周囲に高い建物がなければ、遠くの山々や夜景、季節によっては花火大会も楽しめるかもしれません。さらに、最上階にはルーフバルコニー付きの部屋も多く、友人を招いてディナーを楽しむなど、特別な時間を過ごすことができます。
2. プライバシーが守られやすく、防犯面も安心
上の階に人がいないため、足音などの生活音に悩まされることがなく、周囲の視線も気になりません。
また、警視庁のデータでも「上層階ほど空き巣被害が少ない」とされており、防犯面でも安心です。ただし、安心しすぎて施錠を忘れたり、窓を開けっぱなしにしないよう注意しましょう。
3. 虫が出にくい
高層階は地面や水場から距離があるため、虫が入りにくいといわれています。
特に夏場、蚊やゴキブリが苦手な方にとっては、大きなメリットです。
4. 日当たり・風通しが良い
高層階ならではの明るさと風通しの良さも魅力。
春や秋の気候の良い日には、ベランダでのんびり読書を楽しむのも気持ちの良い過ごし方です。
最上階に住むデメリット
1. 夏は暑くなりやすい
屋根から直に日差しを受けるため、最上階の部屋は室温が上がりやすく、夏場は特にエアコンが欠かせません。
特に西向きの部屋は午後の日差しが強く、夜まで熱がこもることもあります。最近では断熱材を使った物件も増えているので、気になる場合は内見時に確認しましょう。
2. 家賃が高め
高層階ほど家賃が高くなる傾向があり、最上階はとくに割高です。
日当たりや眺望、プライバシーなどの付加価値があるため、費用とのバランスを考えて判断しましょう。
3. エレベーターの待ち時間が長い
最上階までエレベーターが来るのに時間がかかるため、朝の通勤時などはストレスに感じる人も多いようです。忘れ物をしても「取りに戻るのが面倒」と感じてしまうこともあるかもしれません。
4. 災害時のリスクが高い
地震時は揺れを強く感じやすく、火災の際も避難に時間がかかる可能性があります。
日常的にはあまり意識しないかもしれませんが、万が一のために避難経路や避難方法を事前に確認しておくと安心です。
快適に暮らすためのポイント
最上階に住む際には、以下のポイントをチェックしておくと安心です。
- 断熱対策:天井や窓の断熱性能を確認
- エアコンの効き:夏場の温度対策として要チェック
- エレベーターの台数・速度:混雑しにくいかどうかも重要
- 防災設備:避難経路や備蓄スペースの有無を確認
まとめ
最上階の賃貸物件には、他の階にはない魅力がたくさんあります。
眺望や静けさ、プライバシーといった魅力を重視する方には、とてもおすすめできる選択です。
ただし、暑さや家賃、災害時のリスクなど、実際に住んでみないと分からないデメリットも存在します。
それらをしっかり理解した上で、ご自身のライフスタイルに合った選択をしていきましょう。